日本時間10月15日の深夜、ブンデスリーガ英語版公式ツイッターが投稿した動画が、世界的に話題になっている。
これは、ブンデスリーガ、ボルシア・ドルトムントに所属するアーリング・ハーランドが卓抜した技術を披露したものだが、その内容が異次元すぎて「フェイクだろ?」「こんなことできるはずがない!」と大反響を獲得。公開1時間で156万回という驚異的なペースで再生されている。
「彼はミスしない…」という言葉とともに投稿されたその動画は、ハーランドがスポットにボールを置くところから始まる。ハーランドは地面に慎重にセットしたボールの上に、なぜかボールを重ねる。そして、さらにもう一つ。
合計3つ、縦に積み重なったボールは、まるで地面から団子が生えたかのような様子。それをしばし見つめたハーランドは、ゆっくりと、それほど助走を付けずに、キックモーションに入る。
ゴール内には、ハーランドから見て左上の角にターゲットボードがぶら下がっており、そこを狙い定めて、ハーランドは3つのボールの一番上だけを蹴る。美しく飛んだボールは、見事に的中。ゴールとボードをつなぐ紐が1本切れ、的は片側が下がる。蹴られた球の下にある2つのボールは、微動だにしていない。
つづけて、ハーランドが2つ目のボールを蹴る。まったく同じコースに飛んだボールは、ターゲットボードに突き刺さり、ボードを真っ二つに破壊した。
そして、最後の3球目、これもハーランドは正確極まりないキックでゴール左上のボードに命中させ、半分になっていたボードの残骸を叩き落としてみせた。
この快挙に、さすがに「怪物」ハーランドも頭をかかえ、信じられない、といった様子でかがみこんだところで、38秒の動画は終わっている。