■鬼木監督の2人への評価
マルシーニョも宮城天もどちらもドリブルに特徴のある選手だが、マルシーニョについて鬼木監督は「彼の場合、ただ開いて終わりではないのが良いところ。相手との駆け引きで中に行く、また背後に走ったりと相手がイヤなことをできる」(神戸戦後)と評している。実際、試合の中で切り込むシーンと縦に行くシーンを両方見せており、得点こそまだないものの、アシストを記録しているだけでなく、複数のPKも奪っている。
宮城天について鬼木監督は「“一発”のある選手」(鹿島戦後)と評価。実際、カシマスタジアムで逆転弾となる豪快なミドルを決めて、チームを窮地から救っている。マルシーニョよりも積極的にシュートを放っており、また、縦にも行けるがより中でプレーする場面が多くなっている。
鹿島戦と神戸戦ではマルシーニョが先発、湘南戦では宮城が先発と、過密日程による使い分けが行われており、日程に余裕が出てくれば、その特徴によっての使い分けも出てくるだろう。
その過密日程はまだ続き、早くも10月2日には中2日でFC東京戦が行われる。どのようなシステムとメンバーで戦うのか、注目したい。