川崎フロンターレ・鬼木達監督の「左ウイング2人への評価」と「使い分け」【川崎フロンターレ3戦連続逆転勝ち(2)】の画像
サイドの切り崩しにかかるマルシーニョ 撮影:中地拓也
※その1はこちら

■9月29日/J1第28節 川崎フロンターレ 3-1 ヴィッセル神戸(等々力競技場)

 川崎フロンターレが3戦連続で逆転勝利だ!

 前半に1点を先行されたものの、後半から「ネジを巻き直し」て攻めかかる。2度のPK奪取にオウンゴールと、運も味方にして勝利を手にすることに成功した。4戦連続の3試合目で、前節からは中2日。直近の湘南戦では決勝点を決めたFW知念慶が足をつりながらプレーするなど、選手は満身創痍だったはずだ。だからこそ、鬼木達監督はこう口にした。

「中2日でキツかったと思いますが、しっかりと逆転で勝利してくれた選手を誇りに思います」

 ACLにルヴァン杯と2つのタイトルを逃すなど、川崎は一時、窮地に陥っていた。

 要因は2つあり、1つは三笘薫田中碧という主力選手の海外移籍。もう一つは、相次いで発生した負傷者だ。J屈指のウインガーと、中盤でインテンシティと流動性を生み出していたインサイドハーフの離脱は影響が大きく、チーム作りを余儀なくされた。その状況で負傷者が出たことで、選択肢は限られ、かつ個々の選手の負担も大きいものとなっていた。その時期にACLやルヴァン杯の大事な試合が重なったことは、不運としか言いようがない。

 しかし、それを徐々に乗り越え、今は新たなチーム像が見えつつある。以前との変化で分かりやすいのは、システムとウイングの運用方法だ。

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