25日に行われたJ1第30節では、FC東京と浦和レッズが対戦し、浦和が2ゴールを挙げて2-1で逆転勝利となった。浦和はリーグ戦3連勝で、7試合負けなしとなっている。
浦和は、完封勝利を飾った前節のC大阪戦と同じく、ストライカーの選手を配置しない形で、4-2-3-1のフォーメーションで臨んだ。今節もワントップの位置に入ったのはFW江坂任。また、前節に引き続き、トップ下をFW小泉佳穂が務めた。
試合は、開始36秒でFC東京に先制を許す展開になる。しかし、浦和は焦れずにボールを回し、前半のうちにDF酒井宏樹のゴールで同点に追いつく。1-1で迎えた後半21分、MF平野佑一からのボールを受けたMF関根貴大が左サイドからシュートを狙う。これはクロスバーに直撃したが、ゴール前にいた江坂がこぼれたところを冷静に押し込んで、逆転に成功する。江坂はこれでリーグ戦2試合連続ゴール。試合はこのまま終了し、浦和はリーグ戦3連勝となった。
実は、相手に先制を許してから浦和が逆転で勝利するのは、今シーズン初となる。リカルド・ロドリゲス監督は、「今シーズンは逆転勝ちというのがあまりなかったので、チームにとっても次につながる勝利だし、逆転できたことは今後の自信にもなるはず」と話した。早い時間の失点で厳しい展開になったが、勝ち点3を積み上げたことで、来季のACL出場圏獲得となる3位争いに向けても大きく前進した。