【CL分析】レアル18歳MFカマビンガが躍動!勝負を分けた45歳青年監督「シモーネ・インザーギの野心」と62歳老練指揮官「カルロ・アンチェロッティの勝負眼」【インテル対レアル・マドリード、終了間際の決着の理由(1)】の画像
カマビンガ(右)の折り返しを、ロドリゴ(左)が押し込んだ。その背後で、シュクリニアルはうつむくしかなかった 写真:AFP/アフロ

UEFAチャンピオンズリーグ グループD第1節 インテルvsレアル・マドリード 2021年9月15日(日本時間28:00キックオフ)】

 青年監督が燃やす野心を、熟練の名将が利用した。両チームの選手交代が、勝負の行方を決めることとなった。

 0-0で試合を折り返してから10分後、インテルは2人同時交代を敢行した。その直後から、一気に流れがレアル・マドリードに傾いた。

 前半はインテルのものだったが、ハーフタイムを挟んでR・マドリードが勢いを取り戻していた。シモーネ・インザーギ監督の2枚替えは、焦りにも映った。

 インテルはその交代で、左右のウィングバックを同時に代えた。特に優勢を誇った右サイドに送り込んだデンゼル・ダンフリースには、ゴールにつながる決定的な仕事を期待したはずだ。

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