サッカー日本代表が9月7日深夜に2022カタールワールドカップ(W杯)のアジア地区最終予選で中国代表と対戦し、1-0で勝利した。ホームでの初戦を落として衝撃を与えた日本代表だが、中立地ではあるが勝ち点3を持ち帰ることに成功した。
この一戦から何がうかがえ、今後にどんな影響を及ぼすのか――。取材歴50年を超える大住良之、後藤健生、2人のサッカージャーナリストが縦横無尽に語り尽くす!
―10月の最終予選では、五輪組の起用が増えるでしょうか。
後藤「今までのフル代表で、直近のオリンピックに出ていた選手が何人もいたかというと、そんなことはないでしょ。今回は、その融合がすごくうまくいっていると思いますよ」
大住「北京オリンピックに出た選手では、次のワールドカップには本田圭佑がようやく間に合ったくらいだったよね。香川真司は南アフリカワールドカップのメンバーに入れなかった」
後藤「6年後のワールドカップで、みんなブレイクするわけだし。だけど今回は、オーバーエイジを含めると、半分近い選手が東京五輪でプレーしていたことになる」
大住「今回の2試合を見て、むしろそうならないと、ちょっと厳しいかなという気がしてる」