■9月5日/JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 川崎フロンターレ3-3浦和レッズ(等々力競技場)
ルヴァン杯で悔しい敗退となった川崎フロンターレだが、試合前には明るいニュースもあった。来季の加入が内定している永長鷹虎(興国高校)と五十嵐太陽(川崎フロンターレU-18)が等々力競技場に駆け付け、サポーターにあいさつをしたのだ。
身長168センチと小柄な永長は、異次元のドリブルを武器とするMFで、川崎加入の際には「自分の武器であるドリブルやゴール前でのテクニックを見てほしい」とコメント。五十嵐も、身長172センチと上背はないがドリブルやターンを得意とするアタッカーだ。
川崎フロンターレのドリブラーというと今夏に海外移籍を果たした三笘薫が思い浮かぶが、その活躍を期待させるポテンシャルを秘めた選手といえる。
この2人のストロングポイントは、技術面だけではない。等々力競技場でのあいさつで自ら一発ギャグを披露してみせたメンタル面もプロ向きだ。
まず、「出身が関西、大阪なので一発ギャグをしたいと思います」と切り出したのは永長。「福山雅治がエレベーターに乗ったら」とフリをし、手でエレベーターのドアを表しながら顔を挟み、「福山、挟まる」とダジャレをかまして見せた。この突然の“切り返し”に競技場は笑いに包まれた。