■川崎相手に先制!赤く染まったスタジアムが沸いた!

 この先制シーンでは、浦和の“聖地”とも言われる駒場スタジアムは歓喜に湧いた。関根のゴールが決まると、座席に座っていたサポーターたちは一斉に立ち上がり、両手を挙げて選手たちを称えた。圧倒的な強さでリーグ首位を走り続けてきた川崎を相手に流れの中から痛快なゴールが決まり、先制に成功したとなれば、サポーターの喜びもひとしおだ。

 

 関根は試合後の会見で、「この試合やこのメンバーだからやることを変えようとは思っていなかった。チームとして前から嵌めていくために、自分がどのポジションを取って、どういう立ち位置から出ていくかということを変わらずに意識していた」と、自身が走りこんできた先制の場面について、その狙いを振り返った。

 

 また、「今日は2トップ(江坂と小泉)の守備が前線からうまく嵌めてくれていたので、それに合わせて自分たちもついていき、チーム全体として高い位置でプレッシャーをかけられたのが今日の得点シーンにつながったと思います」と、江坂と小泉の連動性についても絶賛した。

 

 先制後も浦和のペースで試合が進み、川崎はほとんどの時間を守備に費やした。試合は1-0で浦和がリードしたまま前半を折り返すが…

その2へ続く

 

■試合結果

浦和レッズ 1―1 川崎フロンターレ

 

■得点

35分 関根貴大(浦和レッズ)

73分 家長昭博(川崎フロンターレ)

  1. 1
  2. 2