【J1分析】大迫勇也、武藤嘉紀、イニエスタ「ボージャン参戦後」も「重要なオプション」のフォーメーション【ヴィッセル神戸の変革の兆し(2)】の画像
大迫らが神戸をどう変化させていくのか 写真:原悦生

■8月28日/J1第28節 ヴィッセル神戸0-1FC東京(ノエスタ)

前回記事はこちらから

 この試合でヴィッセル神戸は、何度かフォーメーションを変えている。4-2-3-1で先発メンバーを並べ、後半途中からは中盤をダイヤモンド型にした4-4-2にした。大黒柱のアンドレス・イニエスタ、そしてこの試合で先発した大迫勇也に加えて今後、武藤嘉紀とボージャン・クルキッチを組み込むことも考えつつ、システムの使用も考えていく必要があるだろう。

 4-2-3-1は、日本代表でも使われているシステムである。大迫はそちらでも、1トップを務めている。

 だが、この試合のような使い方になるならば、もっと大迫を輝かせる「相棒」が必要だ。前節の大分トリニータ戦で中盤右サイドに入った武藤嘉紀は、その役目を果たせる可能性を十分に示していた。

 FC東京戦で4-4-2にしてから、大迫と2トップを組んだのはドウグラスだった。ターゲットにもなれるドウグラスが入ったことで、大迫はオフ・ザ・ボールの動きをさらに見せるようになっていた。つまりは、今後に向けても4-4-2は重要なオプションになり得る可能性を示していたわけだ。

  1. 1
  2. 2