■ボージャンをどこで起用するか?

「最後の新戦力」ボージャン・クルキッチが、現在どのような状態にあるのかは分からない。年齢を重ねるとともに多くのクラブやリーグでさまざまな経験を重ね、バルセロナでコンスタントに試合に出ていた10年前とは違うプレーヤーになっている可能性は高い。

 バルセロナにいた頃から、中央のみならずサイドも仕事場としていた選手だ。そのボージャンら新戦力3人をローテーションも含めてうまく稼働させるなら、やはり2トップを採用する利点は小さくない。

 すでに「不在の在」を感じさせる武藤と、周囲の動きの改善の必要性をうかがわせる大迫。さらに、イニエスタが獲得を進言したというボージャンが、イメージを増大させる。それだけでも、すでに神戸は変革の兆しを見せている。

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