J1リーグ第27節 北海道コンサドーレ札幌―川崎フロンターレ
8月28日(土)|14:00 札幌ドーム
ついに「その時」が訪れた。首位の川崎フロンターレが、前節、8月25日の福岡戦で0−1で敗戦。今季公式戦初の黒星を喫したのだ。
一時は独走していたが、リーグ戦再開後には第24節から2試合連続ドロー。危なくても負けないのか、それともついにつまずくのかと注目を集めていたが、ついに土がついた。
2位の横浜F・マリノスと勝ち点1差になったことで、ピンチに陥ったかに見えるが、ここまでの順調ぶりが異常だったのだ。無敗でシーズンを駆け抜けられるチームが、そうそういるわけではない。
鬼木達監督も話しているように、ここは我慢の時だろう。さらには、気概を見せるべき時である。初優勝した2017年には、4試合勝ち星から見放された時期があった。連覇した翌年にも連敗はあった。どんなチームにも訪れる苦しい時を、いかに乗り切るかが、優勝できるチームの資質が見える瞬間だ。
今、ディフェンディングチャンピオンの底力が問われている。
■北海道コンサドーレ札幌
9位 勝ち点36 10勝6分9敗 33得点34失点 得失点差-1
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L●0-2 名古屋(H)
L△1-1 大分(A)
L○3-2 FC東京(H)
L○2-1 浦和(H)
L●0-2 G大阪(H)
【通算対戦成績】
H 15試合・1勝4分10敗
A 14試合・1勝1分12敗
計 29試合・2勝5分22敗
【直近対戦成績】
2021年 5月16日 J1第14節 ●0-2(A)
2020年11月 3日 J1第26節 ○2-0(A)
2020年 8月15日 J1第10節 ●1-6(H)
2019年12月 7日 J1第30節 ●1-2(H)
2019年10月25日 ル杯F ●3-3 PK4-5(H)
【今節のみどころ】
前節は4試合ぶりの黒星を喫したが、決して内容は悪くなかった。川崎との前回対戦も同様である。シュート数は同じ12本で、敵地で堂々とした戦いぶりを披露していた。
最近は出場停止の選手がおり、負傷者も出ているようだ。それでも、顔ぶれを変えながら勝ち点を重ねてきたことは、チーム力のアップを示している。
一昨年も昨年も、川崎からは勝ち点を挙げている。2019年のルヴァンカップの決勝でも、PK戦までもつれ込む熱戦を演じた。恐れずに、自分たちのサッカーを貫けばいい。