■骨折による手術…短期間での復活劇
4月下旬に浦和に加入したユンカーは、5月9日に行われた第13節・仙台戦で先発出場すると、そのデビュー戦から4試合連続ゴールを達成。それまで下位に低迷していたチームを救い、5月度のリーグMVPに選ばれるなど、“絶対的エース”として一気にブレイクした。
しかし、第18節の湘南戦での2ゴールを最後に、中断期間をはさんだ直近8試合のリーグ戦はノーゴール。ちょうど時期を同じくして、チームも勝ち切れない試合が続いた。さらに、8月10日の練習中には顔面打撲し、右頬骨を骨折。12日に手術を行ったことを明かしていた。エースの負傷は不安視されたが、それでも前節の徳島戦は強行出場。術後9日にも関わらず、フェイスガードを装着してピッチを駆け回った。その徳島戦ではノーゴールに終わったが、今節の広島戦では復活ゴールを決めて、浦和の“聖地”である駒場スタジアムに集まったサポーターを沸かせた。
試合後の会見で、ユンカーは「ここ数週間は骨折や手術といった難しい時期を過ごしたが、戻って来られて嬉しい。またゴールを決めることができて良かった」と、安堵の表情を見せた。
さらに、SNSなどで話題になっている、あの“アイテム”についてもコメントした。
■試合結果
浦和レッズ 1―0 サンフレッチェ広島
■得点
15分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ)