■東京五輪の経験を伝える「実績組」

 こうして考えていくと、先発11人の枠はすぐに埋まってしまう。今大会のように1トップにするとしたら適任者をまた探す必要があるが、大森真吾(順天堂大学)はこの世代の代表チームの常連だ。今大会の林大地シントトロイデン)や上田綺世鹿島アントラーズ)のように、大卒選手もチームには欠かせないピースになるだろう。

 そして、これらのカテゴリーの最後を締めるのが、東京五輪の経験を伝える「実績組」だ。その筆頭は、もちろん久保建英(マジョルカ)。さらに、試合出場はなかったものの、当初のバックアップメンバーから「昇格」した鈴木彩艶浦和レッズ)もいる。飛び級で五輪を経験した選手が、次は主要メンバーとなってチームを引っ張るはずだ。

 このように、すでに多くの候補者がいるが、あくまで勝負は本大会だ。

 東京五輪と違い、パリ五輪には予選を勝ち抜かねば出場できない。その過程で、多くの選手たちが起用され、ポジションを争っていく。今週末にも、各地で高校、大学、Jリーグ、海外リーグと、あらゆるパリ五輪世代の選手たちが「候補」となって汗を流す。パリ五輪を目指したレースはすでに始まっており、さらにその先へと、切磋琢磨が終わることはない。

PHOTO GALLERY 【ポジション別】2024年パリ五輪候補選手
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