■「メンバーが22人になったのは大きい」
―あとは、イエローカードのマネージメントでしょうか?
大住「今のところ、5人いるからね。けど、そこら辺はあまり考えてもしょうがないから。それこそ、冨安が右サイドバックをやるとか。板倉はセンターバックもボランチもできる、旗手は何でも屋だし、当初のバックアップメンバーにもセンターバックはいるからね。
中盤も足りない、センターバックも足りないような状況とはちょっと違う。瀬古歩夢や、町田浩樹を入れてテコ入れもできる」
後藤「どこの国もそうだろうけど、メンバーが22人になったのは大きいよね。オリンピックのサッカーが少しはマシになったかもしれない」
大住「そうだよね」
後藤「なら何で1試合に22人を全員ベンチに入れないんだ、という疑問はあるけど。変な妥協だよね」
大住「大工さんにベンチを作ってもらうのが間に合わなかったのかもよ? 感染対策のために、ひとり分空けて座らないといけないから」
後藤「ははは、そっか。じゃあ、うちのチームはみんな立っていますから22人入れてくださいって交渉するしかないな」
大住「6月と7月の国際試合では、ベンチの横にテントを張ってそこに座らせていたよね」
―中山はボランチもできますね?
後藤「というか、そっちが本職ですから。サイドバックもできるんだね、って初めは言われていたんだよ」
大住「けど、中山が活きるのは、もうサイドバックだろうね」
後藤「左サイドバックはA代表も手薄だから」
大住「センターバックとしてはサイズが小さいし」
後藤「ボランチは他にも選手がいっぱいいるもん、守田英正とか橋本拳人もいる。中山が次のワールドカップに出ることを考えたら、左サイドバックが、彼にとってのチャンスでしょ」
大住「本当にそう」
後藤「ボランチで勝負をするとしたら、中山にはちょっとハードルが高い」