■複数クラブの関心とセルタの存在
マジョルカ、レアル・ソシエダ、エスパニョール、ベティス...。久保の移籍先として噂になっているクラブは、いくつかある。
そのような状況ではあるが、今だからこそ、久保にオススメしたいチームがある。セルタ・デ・ビーゴだ。2020-21シーズン、セルタは攻撃的で魅力的なフットボールを展開してラ・リーガで注目されるチームになった。
ターニングポイントとなったのは、指揮官の交代だ。シーズン途中に、成績不振を理由にオスカル・ガルシア前監督が解任された。エドゥアルド・コウデット監督が新たに就任して、クラブは立て直しをはかった。
セルタがコウデット監督の招へいに動くのは、今回が初めてではなかった。
2018年夏に監督交代を検討していたセルタは、カルロス・ウンスエ監督の後任に、当時ラシン・クラブを率いていたコウデットを据える考えを持っていた。しかしながら、その時はコウデットが契約を残していたラシン・クラブとの関係性を考慮してオファーを断っていた。