【EURO2020ベスト8】ベルギー対イタリア(2)イタリア代表「最高のサイクル」で迎える準決勝スペイン戦の画像
イタリアのジョルジョ・キエッリーニとベルギーのロメル・ルカク 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
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UEFA EURO2020 準々決勝 ベルギーsイタリア 2021年7月2日(日本時間28:00キックオフ)】

 ジャンルイジ・ドンナルンマの活躍でなかなかゴールが入らない状態になっているベルギーだったが、セットプレーはまた別だ。いつでも唐突に1発が入ってしまう怖さがある。

 しかし、今のイタリアにとってそのディ・ロレンツォのプレーはマイナスなものではなかったということだ。

 周りが大人しかったり気を遣っていたりということではない。23分にドンナルンマからのボールがレオナルド・スピナッツォーラに合わずトルガン・アザールに奪われてしまった場面では、ファーストディフェンダーになったスピナッツォーラがヤン・フェルトンゲンとの競り合いに負けてしまうとレオナルド・ボヌッチから、しっかりぶつかれよ!という大きなアクションと共に檄が飛んだ。

 25分の場面もそれと同じくらいマイナスなもののようにも見えたが、彼らにはそうではなかった。守備の強度にはシビアだが、セーフティーの基準は普通より広い。

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