【UEFA EURO2020 準々決勝 ベルギーsイタリア 2021年7月2日(日本時間28:00キックオフ)】
ジャンルイジ・ドンナルンマの活躍でなかなかゴールが入らない状態になっているベルギーだったが、セットプレーはまた別だ。いつでも唐突に1発が入ってしまう怖さがある。
しかし、今のイタリアにとってそのディ・ロレンツォのプレーはマイナスなものではなかったということだ。
周りが大人しかったり気を遣っていたりということではない。23分にドンナルンマからのボールがレオナルド・スピナッツォーラに合わずトルガン・アザールに奪われてしまった場面では、ファーストディフェンダーになったスピナッツォーラがヤン・フェルトンゲンとの競り合いに負けてしまうとレオナルド・ボヌッチから、しっかりぶつかれよ!という大きなアクションと共に檄が飛んだ。
25分の場面もそれと同じくらいマイナスなもののようにも見えたが、彼らにはそうではなかった。守備の強度にはシビアだが、セーフティーの基準は普通より広い。