■杉本「2人で描いたゴール」

 16分+アディショナルタイムという限られた時間だったが、指揮官から与えられた役割をこなし、さらに同点弾を奪ってチームに勢いと勝ち点を与えた。そして、「得点ランキングトップで走る大然を前に残らせて、なんとか点を取らそうと思って」いたと話していたように、その流れの中で前田が逆転弾を奪った。

 横浜でのプレーに手応えを掴みつつある杉本は、「まずはチームが勝つことが大事」とチームの目標を優先。得点シーンも、エウベルのクロスに対して杉本の入り方が素晴らしいものだったが、「エウベルとは練習中も話し合っていましたし、先週の練習で合っていました。“あのようなクロスをくれ”とも言っていたので、2人で描いたゴール」と謙虚だ。

 残り6試合、マリノスが川崎より上位に立つために、背番号41がさらに躍動するはずだ、

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4