■「相手のミス」ではなく「ミスをさせている」
だが、小林悠はこぼれ球を落ち着いて決めた。
小林が万全だったわけではない。その後、枠を外してしまい、照れ笑いを浮かべる姿も見られた。
2点目も小林だった。長谷川からのクロスに走り込んでボレーで合わせた。
横浜FCはクレーべや中村俊輔らを投入。中村は約2か月ぶりの登場だった。
川崎で初めてプレーすることになったイサカ・ゼインは勢力的に動いてフルタイム戦った。
負けない川崎はリーグ戦21試合を戦って17勝4分。
「よく、いろいろなところで相手のミスという形で表現されるが、自分たちはミスを誘っていると思っている。選手を評価してあげたい。自分たちが失点した時にも、ミスして失点したでは収めない。当然、相手のプレッシャーや、はめられたところなどがあるから起こると思っている。いろいろな圧力をかけたことが、結果としてこういうことになっている」
川崎の鬼木達監督は自信をもって選手たちを称えた。