横浜FCの奥寺康彦会長は「フロンターレさんは速い。ウチは遅い」とその明確な違いを言葉にした。
さあ、攻めるぞ、というところで、ファンが不満の声をあげてしまうくらい一呼吸も二呼吸もあいてしまう。これではゴールどころではない。
横浜FCは新型コロナウィルス感染者が出て、朝から全員のPCR検査をして、キックオフの3時間半前まで試合を開催できるかどうか微妙だった。
一方の川崎は昨年11月、やはりアウェイの鹿島戦で鹿島に感染者が出て直前まで開催が微妙だったことがあったから、横浜FCの選手に比べれば気持ちの対応ができていたということになるのだろ う。
川崎は日本代表(サムライブルーとU24)に三笘薫、田中碧ら5人が招集されて、横浜FCはコロナで5人を欠いた。同じ人数とは言っても、首位と最下位の開きは選手層の違いでもある。
15分、川崎の長谷川竜也のゴールがVARによって否定されたことで、横浜FCにとっては少し望みがつながった。前半を0-0で持ちこたえられれば、勝利もあり得る。