しのぎ合いという印象だった。天候が目まぐるしく変わる中、東京と広島の戦いは一進一退で続いていた。決して面白いというレベルの試合ではなかった。
「何をすれば勝てるのか? 散々もがいて、選手たちも前向きに取り組んでくれた」
FC東京の長谷川健太監督は「もがく」という言葉で、思うようにいかない戦いが続いていることをかみしめているようでもあった。
「広島は一時よりはいい状態で東京に乗り込んできた。少し勢いのあるチームとの対戦で、序盤こそ押されるシーンはありましたが、徐々にしっかり戦うことができたので、現状では勝点1をプラスにとらえて行きたい」