■目隠し仕草から一転、今度は「見てくれポーズ」
ちなみにミシャは、VARによってPKの判定が出た瞬間、頭を抱えてショックを表現してみせたが、40分には別の表情を見せる。それは、札幌のゴールがオフサイド判定でノーゴールとされたときのことだ。札幌ベンチからは「絶対にオフサイドじゃない!」などと強い抗議が行われた。その瞬間、ペトロヴィッチ監督は主審に対し、「VARしてくれ!」と言わんばかりに、VAR判定を行うモニターを指さしてみせた。
“目隠しミシャ”とは真逆の行動だが、それこそこの指揮官が愛される証拠。この試合でも、喜怒哀楽を前面に押し出して、試合の“主人公”と化していた。
そんな指揮官のもと、札幌はこの試合を制してリーグ戦3戦無敗。勝ち点を22とし、暫定10位に引き上げた。