■5月29日/J1第17節 柏レイソル1―2コンサドーレ札幌(三協F柏)
コンサドーレ札幌が三協F柏スタジアムに乗り込んだ一戦は、混乱の中の試合となった。前半だけで2度のVARが発生。一つはコーナーキックの判定がPKとなり、もう一つはノーゴール判定が覆ってゴール判定となったものだった。その結果、前半のアディショナルタイムは10分。選手が集中力を維持するのも大変な試合だった。
そんな展開で、ペトロヴィッチ監督はさまざまな表情を見せた。ピッチそのすぐ横にイスを置いて戦況を見守り、指示を出した指揮官だったが、1度目のVAR判定の際にはかわいい仕草を見せた。それは35分。柏DF高橋峻希が札幌のペナルティエリア内で倒された場面だ。
主審ははじめ、コーナーキックを指示したが、VARが行われることに。スタジアムの電光掲示板には、VARが行われていることに続いて、その当該シーンが流された。
その動画が流れるや、ペトロヴィッチ監督はすぐに顔を自身の手で覆ってしまったのだ。「VAR映像は見たくない!」と言わんばかりのかわいすぎる“目隠し”は、動画が流れている間中、ずっと続いた。
結局、このシーンでは柏にPKが与えられ、これをFWクリスティアーノが決める。札幌は小柏剛のゴールで19分に先制していたが、同点とされてしまう。