■ついに4連敗
後半、積極的な選手交代をしたものの、一美和成はゴールから離れた場所でボールをキープするしかなく、ウェリントン・シウバは仕掛けで使いたいスペースが空かず、パトリックはゴールに背を向けて競り合うしかなかった。
前線を入れ替えて必死に追いかけているはずなのに、後半に記録されたシュート数は井手口陽介の1本のみ。個の力で現状を打破しようとしても、最低限の約束事や理解が伴っていなければ最終盤のパワープレーさえ怖さがなくなってしまう。一美やパトリックにどこでどうプレーされると相手は怖いのか、ということを選手たちが理解していないということは絶対にありえないのにもかかわらず、それさえもシンプルに実行できなくなってしまっている様子が、ガンバの現状の深刻さを表していた。
4連敗となったガンバはここからどうやって立て直すことができるだろうか。この状況で誰が音頭を取るのか、という部分に注目したい。
■試合結果
FC東京 1―0 ガンバ大阪
■得点
1分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)