【UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 1stレグ パリ・サンジェルマンvsマンチェスター・シティ 2021年4月28日(日本時間28:00キックオフ)】
結果を手に入れることが何よりも大切な戦いで、マンチェスター・シティが幸運を味方につけて逆転勝利を収めた。
パリが1点をリードしている64分、右サイドでコーナーキックを獲得したシティはペナルティエリアの外でパスを繋ぎ、左サイドのケビン・デ・ブライネへ。デ・ブライネはフワリとした優しいボールをエリアに送ったものの、ルベン・ディアスの頭には合わず、ジョン・ストーンズはあと1歩届かなかった。
しかし、そのボールはそのままゴールネットを揺らす。どこでワンタッチがあるか、ということに神経を尖らせていたパリのゴールキーパーのケイラー・ナバスは、何も起こらなかったことで一瞬反応が遅れてしまった。
まさかの同点ゴールが生まれると、それまでうまくいっていなかったシティが息を吹き返した。
71分、ペナルティエリア手前の中央という絶好の位置でフリーキックを獲得したシティは、リヤド・マフレズが直接ゴールを狙う。
蹴られたボールは壁を避けてカーブするわけではなく、高さが足りずに壁を越えることもできないものだった。しかし、パリの壁に当たるはずだったボールは直接ネットを揺らす。
ボールはジャンプをしたレアンドロ・パレデスとプレスネル・キンペンベの腰の間に生じた丁度ボール1個分の隙間を通り抜け、ナバスはまたしてもまさかの展開に反応が遅れてゴールを許すことになってしまった。