◼︎キャプテン・阿部の姿勢から学ぶ
試合後の会見で、阿部や岩波といったベテランとコンビを組んで学んだことについて問われた藤原は、「自分は前に強く行くタイプなので、”自信を持って行け”と声掛けをしてもらったり、自分が前に行った時にはカバーをしてもらったりと、ベテランと言われる選手の安心感を感じていた。何年後かに自分もそういう選手にならなければと思います」と、サポートしてくれた先輩たちへの感謝を示すともに、自身の成長を誓った。
右SBの宇賀神も藤原のプレーについて、「自分が18歳・19歳の頃と比べると、若い選手たちは自信をもってプレーしているし、すごいと思う。もちろんまだ足りないところもあるが、もっとストロングポイントを出して欲しい。でも、そういったところを引き出すのは自分たちの役目だと思います。藤原には、(湘南FWの)ウェリントンの上を叩くくらいのヘディングをして欲しい」と、持ち味をさらに発揮するようにと激励した。
それを受けて、藤原は「毎日、ヘディングの練習をしているし、自分の武器を磨くためにどうすればいいか考えてやっている。さらに自分の強みを出せればと思います」と、先輩からのエールに笑みをこぼした。
一方では、キャプテンの阿部を引き合いにだし、「戦術理解についても徐々に慣れてきたところで、CBとしてはまだ足りない。阿部選手の自分への発言や行動のひとつひとつはとても重みや説得力がある。今日も“どんどん前に行っていいよ”と言われて、安心感があって前に行きやすかった。そういう人としての力は自分には足りない部分」と話した。
ベテランと若手が一丸となり、互いの良さを引き出し合いながら、無失点に抑えたことを次戦への布石にしたい。
■試合結果
浦和レッズ 0-0 湘南ベルマーレ