【CL分析】MVPは「敗戦チーム」からネイマール!2戦合計バイエルン撃破でPSGがベスト4進出の画像
第2戦を落としつつも、チームとして戦い抜いたPSGがCL4強へ進出 写真:AFP/アフロ

UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝 2ndレグ パリ・サンジェルマンvsバイエルン・ミュンヘン 2021年4月13日(日本時間28:00キックオフ)】

 少し、複雑な試合だった。この第2戦で勝利したのはバイエルン・ミュンヘンだったが、勝ち上がったのはパリ・サンジェルマンだった。ボール保持率で上回ったのはバイエルンだったが、前半に惜しいシーンをより多くつくったのはPSGだった。その前半で3度、ゴールポストとクロスバーを叩いたのはネイマール。決め切れなかったとも言えるものの、この試合の最優秀選手に選ばれたのは、このPSGの背番号10だった。

 とにかく、PSGは大事な1点に集中していた。どうあろうとも、準決勝へ勝ち進むこと。試合は、その目標だけではなく、PSGにとって大きなものをつかむ一戦となった。

 ホームでのファーストレグを2対3で落としていたバイエルンは、積極的に前に出てきた。サイドで果敢に1対1を仕掛け、トーマス・ミュラーは神出鬼没だった。

 だが、バイエルンに劣らぬ質を見せていたのがPSGの前線のタレントたちだ。素早く攻撃に転じると、ネイマールとキリアン・ムバッぺだけでシュートまで持ち込んでしまう。開始2分でのゴールをわずかに外れるファーストシュートも、このコンビで演出したものだった。

 この危険なコンビは、自分でフィニッシュにも持ち込めるが、互いを活かす意識も強い。だからこそ、バイエルンにとっての危険度は倍増していた。

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