多摩川クラシコ4連敗。FC東京にとっては、王者との差を痛感させられる敗北となった。
東京に重くのしかかったのは、前半のふたつの失点。
8分と17分、どちらも自陣でのミスパスからショートカウンターを受け、家長昭博に2ゴールを許した。
どちらも、明らかなミスからの失点。とりわけ目を覆いたくなったのは、ふたつ目のゴールだ。
東京はキーパーのスローから攻めの態勢に入ったが、その中でベテラン青木拓矢が中途半端なパスを出し、三笘薫にボールを奪われてしまう。
攻撃態勢に入ったところでのイージーなミスパス。ミスを犯した青木はすぐさま守りに転じなければいけなかったが、天を仰いでゆっくりと走っている間に、自らの背後にいた家長にフリーでゴールを決められてしまった。
ちょっとぼんやりしすぎている。
東京と王者川崎との差は、このシーンに凝縮されているといっても過言ではない。