【ブンデスリーガ アイントラハト・フランクフルトvsVfLボルフスブルク 2021年4月10日(日本時間22:30キックオフ)】
頼れるトップ下として君臨した。両軍合計で7つのゴールを奪い合う壮絶な打ち合いとなった試合で、鎌田大地は先発。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を狙うチームにとって、揺るぎない主軸であることを証明した。
試合が始まって間もない6分に先制を許したフランクフルトだったが、その2分後、日本代表MFがすぐに振り出しに戻す。右サイドのエリック・ドゥルムからのマイナスの折り返しを、セバスチャン・ローデがスルー。その後ろにいた鎌田が、右足で正確にゴールの左下隅に流し込んで決める。これで今季5点目。すっかりフランクフルトの主軸となった日本人選手は、試合後に「スコアポイントを伸ばせたのは僕自身すごくよかった」と手応えを感じている。
「僕自身今年はビッグマッチにすごく強いので、そういう試合でゴールを取れているのは僕にとってもいいことかと思います」
そう振り返るように、今季の鎌田は「ビッグマッチ」で得点を決め続けている。これまでドルトムント、バイエルン、ライプツィヒといった上位陣からゴールを奪い続けているのだ。5点は5点でも、下位チーム相手に決めるのと、ビッグクラブ相手に決めるのとでは、その価値は変わってくる。