J1リーグ第2節 名古屋グランパスー北海道コンサドーレ札幌
3月6日(土)|16:00 豊田スタジアム
昨季の名古屋グランパスは守備の堅さをベースに、「ウノ・ゼロ」で勝ち切る試合が多かった。たただし、大きくスコアが動く試合もいくつかあった。その相手のひとつが、北海道コンサドーレ札幌だ。
昨季の対戦では、2試合とも得点を許さなかった。そのうち1試合では、3ゴールを奪って勝利している。名古屋に堅守をもたらしたマッシモ・フィッカデンティ監督の就任前ではあったが、4-0で勝った試合もあった。
今季の名古屋は、齋藤学や柿谷曜一朗らを迎え、さらにビッグなクラブになろうとしている。対する札幌の武器は、知恵だ。ペトロヴィッチ監督は、相手に研究されて対策を打たれても、それを上回る戦略を考えることこそが楽しみなのだ、と話している。
開幕節の札幌は、5得点で快勝した。名古屋は新戦力の起用にも慎重で、1点差の勝利を持ち帰った。
互いにポリシーを貫く同士の対戦に、興味が尽きない。
■名古屋グランパス
5位 勝ち点3 1勝0分0敗 2得点1失点 得失点差1
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○2-1 福岡(A)
L○1-0 広島(H)
L△0-0 横浜FC(H)
L○1-0 柏(A)
L△0-0 大分(H)
【通算対戦成績】
H 8試合・6勝0分2敗
A 8試合・1勝2分5敗
計 16試合・7勝2分7敗
【直近対戦成績】
2020年10月14日 J1第22節 ○3-0(H)
2020年 8月29日 J1第13節 △0-0(A)
2019年11月 2日 J1第30節 ●0-3(A)
2019年 3月30日 J1第 5節 ○4-0(H)
2018年10月28日 J1第18節 ●1-2(H)
【今節のみどころ】
ある意味、拍子抜けするほどに、マッシモ・フィッカデンティ監督は慎重だった。質の高い新戦力を迎えたが、開幕戦で先発させたのは柿谷曜一朗のみ。それもまた、フィッカデンティ監督らしいと言うべきだろう。
3月3日に予定されていたガンバ戦が中止となったことで、今季ホーム初戦となるゲームだ。新戦力のお披露目もしたいところだろうが、やはりメンバーを変えずに慎重に入るのが、フィッカデンティ監督らしいかもしれない。
開幕戦で先発した柿谷は、今節もスタートからプレーするだろう。柿谷が新天地で安どできるのは、おそらく初ゴールを奪った瞬間だ。それがチームの今季ホーム初得点となれば、クラブとファンへの融合度は、一気に高まる。