■師のグアルディオラを超えるために

 敗れはしたものの、今季最もシティを苦しめたチームになったことで、アルテタ監督は称賛されるだろう。しかし、それは嬉しくも何ともないはずだ。勝つために作戦を立てて準備してきたのだから、勝てなかったことを褒められてもそれは成功ではなかった。

 この試合、グアルディオラ監督はベンチに座っている場面がほとんどだった。アーセナルのプレーは想定内、慌てるようなことは起きていない、そういうことだった。

 次こそ、師であるグアルディオラ監督の想定を超える戦い方を用意して慌てさせ、そして勝ってみせる。アルテタ監督が冒険を続けるためには、実力を見せなければならないが、質の向上ではなく結果を出さなければならない、という状況の経験こそ、グアルディオラ監督を慌てさせるために必要なものになるに違いない。


■試合結果

アーセナル 0ー1 マンチェスター・シティ

■得点

2分 ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4