【CL】バルセロナ1対4で完敗!“サッカーが見えすぎる男”「メッシとムバッペ」明暗の画像
チャンピオンズリーグラウンド16 PSG戦でのリオネル・メッシ(バルセロナ)写真:ロイター/アフロ

UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 1stレグ バルセロナvsパリ・サンジェルマン 2021年2月16日(日本時間29:00キックオフ)】


 70分、フリーキックをモイゼ・ケーンが頭で合わせて1-3になると、リオネル・メッシは、心底落胆した表情を見せた。

 試合はあと20分もあるのに、まだ1stレグなのに、メッシの表情は、既に敗北を受け入れたかのようだった。

 もし満員のサポーターがいたら、どういう反応をしただろうか?

 静まり返っただろうか? 空席が目立つようになっただろうか? それとも、パリがボールを回す様子に合わせて掛け声が飛ぶようになっただろうか?

 2016/17シーズン、バルセロナはラウンド16の1stレグでパリに0-4で完敗を喫した。会場はパリのホームスタジアム、パルク・デ・プランスだった。

 しかし、カンプ・ノウでの2ndレグ、バルセロナは6-1で勝利し、2戦合計6-5で勝ち上がった。

 そのことは今回の対戦でも再び大きく取り上げられ、バルセロナ側もパリ側も、1-3というスコアではまだまだわからない、となるのが自然な流れだった。

 観客も、諦めることはなかっただろう。1点でも返して2ndレグで勝ってこい、あの時のように逆転するんだ。そういう雰囲気を作ろうとしたはずだ。

 しかし、メッシは終わりを悟ったかのようだった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3