先制の5分後には、カウンターからリバプールが追加点。サディオ・マネがカウンターから快足を飛ばし、足を滑らせたDFを置き去りにして悠々とゴールを陥れた。
ここもミス絡みではあるが、やはり“ギャップ”をうまく突いた格好だ。このプレーは、リバプール陣でのライプツィヒのスローインから始まっている。レッズが奪い返して反撃したのだが、ここで絡んでいたのがフィルミーノ。ライプツィヒが攻めている時はウパメカノの位置も高くなり、守備に移れば目の前の相手、つまりはフィルミーノに食らいつかざるを得ない。リバプールのカウンターは、フィルミーノがウパメカノを引き出しつつボールを落としたプレーから始まったのだ。
ウパメカノを引き出すことは、一つの狙いだったとも見える。事実、71分には自陣でのライプツィヒのスローインという2点目とまったく同じ形から、フィルミーノが落としてカウンターを発動し、絶好機を迎えているのだ。
リバプール自慢の3トップは、不調とも言われるフィルミーノも含めて、しっかりと仕事を果たした。シュート総数が多いのはライプツィヒの方で、惜しい場面も披露していた。だが、枠内シュート数で上回ったのはリバプールで、その3本中2本を決めた質は、称賛されてしかるべきだ。
■試合結果
ライプツィヒ 0-2 リバプール