■高度な戦術にもフィジカルの重要性がある

 トップレベルでの高度な戦いで、最終的に相手を上回るためには結局のところ運動量がキーポイントになる、ということは見逃せない。ただのボール回しとの違いがそこにある。

 最後は運動量、単純なことだが、プロのチームであっても、ボール支配率を高める、というただの手段が目的化されてしまっていることは未だにある。

 プレスではなくスペースを消される守備に対してリベンジを果たしたシティ、そしてカンセロは、それを気付かせてくれる教科書的な存在だ。単純な戦い方だけでなく、高度な戦術にもフィジカルの重要性がある。華やかな部分や魅力的なワードだけに注目してそこを無視していると、どんどん進化をしていくサッカーから置き去りにされてしまう。

 

■試合結果

マンチェスター・シティ 3―0 トッテナム

■得点

23分 ロドリ(マンチェスター・シティ)
50分 イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)
66分 イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4