■ロナウドさえもチームのために
ピルロ監督は師匠であるコンテ監督に戦術対応で負けない力量を見せ、理想家ではなく勝負師としての判断力があることを強く示した。チャンピオンズリーグの決勝トーナメントを前にそのような姿を見せたことは選手の士気も高めることになる。この試合では、ロナウドさえもスペースを埋めるために守備に戻ってきた。
昇格したチームやルーキー、新人監督らは2巡目で実力が表れる、とよく言われるが、リーグでローマに勝ち切り、カップ戦の2試合を通じてインテルにリベンジを果たしたユベントス。
シーズン後半になって引き出しの多さを見せ、試合の中でも柔軟に対応して結果を出しているピルロ監督は、着実に名将への階段を上っている。
■試合結果
ユベントス0―0インテル
(2戦合計2―1でユベントスが決勝進出)