ベテランのボランチが好調を支えている。2月7日に行われたブンデスリーガ第20節。昨年12月15日のボルシアMG戦以来、不敗のアイントラハト・フランクフルトは、アウェイでTSGホッフェンハイムと戦った。長谷部誠はダブル・ボランチの一角で先発出場する。
攻守の切り替えが目まぐるしく、ハイ・テンポなゲームの中で、フランクフルトの先制点は2人の日本人選手から始まった。15分、中盤で長谷部が競ったボールを、鎌田大地がアミン・ユネスに繋ぐ。ユネスは左サイドを走るフィリップ・コスティッチに出す。
セルビア代表アタッカーは、そのままドリブルでボックス内に入ると、豪快に左足でゴールを決める。試合後に長谷部は「チームは本当に調子がいい」と振り返ったが、フランクフルトの選手たちは、リーグ戦3連勝中の勢いをそのままホッフェンハイム戦に持ち込んだ格好だ。
そして、この好調の要因の1つは、37歳の日本人選手の存在と言って過言ではないだろう。攻守の切り替えが速いホッフェンハイム相手に、長谷部はハイ・パフォーマンスを披露。力強いスプリントで寄せは速く、1対1でもミヤト・ガチノヴィッチに食らいついていくなど、守備に穴を空けない。安定感は抜群だ。