55分に再びPKで失点し敗れたボローニャだが、冨安はレビッチとエルナンデス以外にはセットプレーの守備でフィカヨ・トモリと、後半途中からはマリオ・マンジュキッチとマッチアップし、ミランに加入したばかりの2人を相手に仕事をさせなかった。

 能力の高さだけでなく、強敵相手に引かない姿勢や初遭遇の実力者を相手にした時の適応力も披露したことで、ますます冨安の評価は高まることになる。

 ユベントスには3バックの守備で通用することを示し、ミランには4バックで攻守に存在感を示した。可変システムが当たり前の現在、3バックにも4バックにも適応でき、さらにサイドバックでもセンターバックでも高いレベルで戦える冨安は広く求められる存在だ。

 ステップアップの時は近い。


■試合結果

ボローニャ 1―2 ミラン

■得点

26分 アンテ・レビッチ(ミラン)
55分 フランク・ケシエ(ミラン)
81分 アンドレア・ポーリ(ボローニャ)
 

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4