かつて「ゴールを求められていない自分に怒りがある」と語った岡崎だが、これほどゴールそのものを期待されるシーズンは海外に挑戦して以来初めてだ。残留争いという厳しい状況だからこそ、岡崎自身がゴールという結果を欲しているだけでなく、チーム全体としても岡崎にゴールを期待している。
ここからは残留に向けて、負けられない試合、ではなく、勝たなければならない試合、が増えていく。そこで岡崎にかかる期待は大きい。
岡崎が守備的フォワードとして評価される中で葛藤しながら求めていた、ゴールを期待される自分、という存在。苦しいシーズンだが、かつてないほど機は熟している。アグレッシブなプレーで泥臭くゴールを奪い、満面の笑みでチームメイトと抱き合う岡崎を見ることが出来る日は遠くない。ウエスカの残留、そのためのゴールは岡崎無しには生まれない。
■試合結果
ウエスカ 0ー1 バルセロナ
■得点
27分 フレンキー・デヨング