「無策」と「信念」の狭間で…マンチェスター・ユナイテッドが土壇場で2位確保の画像
指揮官の信頼に応えるブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド) 写真:ロイター/アフロ

 前半、マンチェスター・ユナイテッドはクロスボールを多用した。その数は12本。これはオレ・グンナー・スールシャール監督になって以来最多のものだ。

 サイドを突破していたわけではなく、ウルブスの守備ブロックを崩せなかっただけだ。ブロックの外でボールを回し、外からクロスを入れるしかなかった。

 なぜそんな試合展開になったのか?

 今のユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスのチームだ。この試合で12月は9試合目の出場となり、17日からはずっと中2日で5連戦だ。さすがにコンディションが悪く、しかもバイタルエリアを堅く守るウルブス相手には輝けなかった。そういう時は、ポール・ポグバが前に出てプレーすることが出来れば良いのだが、70分過ぎにミドルシュートを打つまでは大人しいプレーに終始していた。

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