2020ー2021年シーズンの欧州サッカーもまもなく前半戦が終了する。例年はクリスマス休暇に入るリーグもあるが、新型コロナウイルスのなか始まった今季は休まずに行われる主要リーグも多い。そこで今回は年末年始に行われるメガクラブの注目試合をピックアップしてみたい。
イングランドのプレミアリーグでは、日本時間12月27日未明にアーセナルとチェルシーの「ビッグロンドンダービー」が行われた。
ティモ・ヴェルナー、カイ・ハフェルツ、ベン・チルウェルなど大型補強を敢行し5位につけるチェルシーに対して、アーセナルはここまで14試合で稼いだ勝ち点は僅かに「14」と不振に喘いでいる。ミケル・アルテタ率いるホームチームが、3−1とチェルシーを粉砕。このダービーをきっかけに浮上のきっかけをつかめるのか。
チェルシーは年が明けた1月4日にもマンチェスター・シティとのビッグゲームを控える。両者はプレミアリーグで46回対戦しておりチェルシーが26勝7分け13敗で勝ち越しているが、シティはここ5試合で3勝2敗と勝ち越している。チェルシーの得点数29に対して13試合を終えた時点で19と得点力が鳴りを潜めるシティは攻撃を司る絶対的司令塔、ケビン・デブライネの出来が勝敗を左右するといっても過言ではない。