フェリックスはベンチで不機嫌そうにしている様子を見せ、前の試合で途中交代に不満な態度を示していたスアレスはこの日の途中交代に苦笑いを浮かべた。ここまで何もさせてもらえなければ笑うしかない、という顔だった。
バルセロナが大きく出遅れ、ソシエダが2位に躍進している今季のリーガ・エスパニョーラ。このマドリードダービーでの完勝という結果によって、レアルはとうとう強さを取り戻した。ジダン監督の進退問題も一旦落ち着くことになるだろう。
消化試合はレアルより1試合少ないものの、順位表では勝ち点差が3となったアトレチコは、まだまだ長いシーズンで、早くも追われる立場としてのプレッシャーと戦わなければならなくなる。この1敗がチームに与える精神面での影響は大きいが、そこをまとめ上げ、より強いチームにしていくことができるかどうか。シメオネ監督の手腕が発揮される場面でもある。
■試合結果
レアル・マドリード 2ー0 アトレティコ・マドリード
■得点
15分 カゼミーロ
63分 ヤン・オブラク(オウンゴール)