「サッカー史上最高のレジェンド」ディエゴ・マラドーナ逝去 ボカとラ・リーガが悼む「永遠のディエゴ」の画像
1986年メキシコW杯のディエゴ・マラドーナ 写真:AFP/アフロ

 10月30日に60歳の誕生日を迎えたばかりだった。

 あのマラドーナも還暦か……という感慨を抱いた人も多かったと思われるが、それから1月も経たぬうちに、ディエゴ・マラドーナは帰らぬ人となった。

 11月25日、アルゼンチン、ブラジルの複数のメディアが一斉にマラドーナ氏の訃報を報道。母国アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊の自宅で死去したという。

 11月3日に左頭部に硬膜下血腫が見つかり、手術を受けていたマラドーナ氏。手術は成功したとされていたが、死去との因果関係は現在のところ分かっていない。

 現在、アルゼンチン1部リーグヒムナシアの監督を務めていたマラドーナ氏だが、その波乱万丈の人生は誰もが知るところだろう。

 選手として、76年からキャリアをスタートしたマラドーナ。アルヘンティノスで5シーズンプレーしたのち、81年にボカ・ジュニアーズに移籍。

 1982年から84年にかけてバルセロナでプレーし、イタリアへ移籍。84年から91年まで在籍したナポリで輝きを放ち、87-88シーズンにはセリエAでの得点王となった。92ー93年はセビージャ、93ー94年はアルゼンチンに戻ってニューウェルズ・オールドボーイズ、そして95年から97年までボカ・ジュニアーズでプレーし、自身の37歳の誕生日だった97年の10月30日に現役引退を発表した。

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