J1リーグ第28節 ベガルタ仙台ー鹿島アントラーズ
11月21日(土)|15:00 ユアテックスタジアム仙台
両チームとも、メンバーの変更を強いられる状況だ。
まずは、アウェイの鹿島から。永戸勝也が新型コロナウイルス陽性判定となり、濃厚接触者と判断された選手6人が前節のメンバーを外れた。20日には、その6選手を含めた関係者60人が陰性と判定されたと発表されたが、それまでは練習などには参加できなかったはず。他の選手で仙台戦に臨むことになるだろう。
仙台は「シャッフル」が起きるかもしれない。前節には兵藤慎剛がアシスト、松下佳貴がゴールと、負傷から戻ってきたばかりの選手が途中出場で仕事を果たした。チームはここ2試合で6ゴールを挙げて1勝1分と調子を取り戻しており、連戦の3試合目となるこの試合、選手のローテーションと合わせて新たな融合が進む可能性がある。
誰かが外れることは痛手だが、代わりに入る選手は間違いなく新たな可能性であり、本人にもチームにも大きなチャンスである。その好機をものにするのは、果たしてどちらだ!?
■ベガルタ仙台
18位 勝ち点18 3勝16敗9分 得点29、失点54、得失点差-25
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
△HFC東京 2-2
○AG大阪 4-0
●H鳥栖 0-3
△H広島 0-0
●H神戸 2-3
【通算対戦成績】
通算 28試合・8勝2分18負
ホーム 14試合・5勝0分 9負
アウェイ 14試合・3勝2分 9負
【直近対戦成績】
2020年 9月 9日 J1第15節 A1●2
2019年 7月13日 J1第19節 H0●4
2019年 4月20日 J1第 8節 A0●1
2018年11月24日 J1第33節 H0●3
2018年 5月20日 J1第15節 A2○1
【今節のみどころ】
最下位のポジションから名門に立ち向かうことになるが、上昇の兆しは見えている。第27節から4-3-3にフォーメーションを変更して18試合ぶりの勝利を手にすると、続く前節FC東京戦では勝ち点1を積み上げた。
17試合連続で勝利から見放されていた期間では8試合もノーゴールの試合があっただけに、得点力を取り戻せているのは大きい。2試合連続で得点している長沢駿は、今節も鍵を握る存在となるだろう。
良い攻撃は良い守備からとよく言われるが、逆もまた真なり。守備も攻撃的な鹿島を相手に、真っ向勝負を挑むことが、チームの調子をも高めていくはずだ。