終わってみれば、3-1だった。
だが、あのシーンまでは横浜FMは試合をコントロールしていた。40分、ペナルティエリア外に飛び出してしまったGK高丘陽平が両手で斎藤学のシュートを止めてしまう。当然のレッドカード。でも10人になった横浜FMにはその後もパワーがあふれていた。
11vs10の試合は難しい。普通に考えれば、ゴールは簡単にとれそうだが、そうは問屋が卸さないのが、サッカーだ。こんなことは何度も見て来た。
53分、三笘薫のゴールで先制した川崎だが、59分に畠中槙之輔のヘッドで追いつかれてしまう。
試合は、どちらが勝ってもおかしくない状況で進んでいた。
90分、ジェジエウが押し込んだ。95分には三笘が圧巻のドリブル突破を見せて、それを小林悠が右足で決めた。
小林は復帰戦だった。小林は復帰戦でのゴールを語った。
「その前にPKを止められてしまったので、メンタル的に来ていましたけれど、その後、薫が突破をしてくれて、余裕があって逆に難しかったけれど、しっかり落ち着いて2度目は決められてよかったです」