“11vs10を感じない”白熱「神奈川ダービー」  原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」 川崎ー横浜FMの画像
ボールを競り合うレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)とチアゴ・マルチンス(横浜F・マリノス)  撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)
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 終わってみれば、3-1だった。

 だが、あのシーンまでは横浜FMは試合をコントロールしていた。40分、ペナルティエリア外に飛び出してしまったGK高丘陽平が両手で斎藤学のシュートを止めてしまう。当然のレッドカード。でも10人になった横浜FMにはその後もパワーがあふれていた。

 11vs10の試合は難しい。普通に考えれば、ゴールは簡単にとれそうだが、そうは問屋が卸さないのが、サッカーだ。こんなことは何度も見て来た。

 53分、三笘薫のゴールで先制した川崎だが、59分に畠中槙之輔のヘッドで追いつかれてしまう。

 試合は、どちらが勝ってもおかしくない状況で進んでいた。

 90分、ジェジエウが押し込んだ。95分には三笘が圧巻のドリブル突破を見せて、それを小林悠が右足で決めた。

 小林は復帰戦だった。小林は復帰戦でのゴールを語った。

「その前にPKを止められてしまったので、メンタル的に来ていましたけれど、その後、薫が突破をしてくれて、余裕があって逆に難しかったけれど、しっかり落ち着いて2度目は決められてよかったです」

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