ー冨安選手。SBでもCBの両方でプレーするむつかしさ。見ていて思うことは。

「僕だけが言っていることじゃないですけど、毎試合毎試合成長してるな、安定感が出てきているな。と。サッカーのレベルだけではなくて、外部からくるプレッシャーなどを、苦しみながら乗り越えている、という風格があの若さにして出てきているな、と思います」

ーSB、CBの両方でプレーしていることについては。

「イヤ素直にすごいなと思います。ぜんぜん求められているものが違いますし、監督によっても違う。監督の戦術を理解して、しっかり結果を出している、彼自身が“まだまだ”と言ってましたけど、“俺はセリエAでプレーしてる”と天狗にならず、常に謙虚で足元を見てプレーしてる。あの若さにしてすごいな、と思いますね」

ー1年前122試合出場達成。1年の間にいろんなことがあった。その中で代表に対しての思いは。遠藤保仁選手のの152試合出場を目指すといっていたが。

「代表に対しての思いなんですけど、サッカー人生の中心にあるな、と改めて思います。代表がなければ、厳しいマルセイユのチャレンジはしてなかった。厳しい環境に。難しい戦いを選べたというのは、日本代表で活躍したいという思いから。信念はぶれてなくて。フランスは世界的にはフィジカルはセリエAより上だと思ってますし、そこに挑めたのは、日本代表があるから。

 ヤットさんを目指してるところはありますけど、正直遠いな、と思ってます。遠いな、っていうのは感じますけど、その数字よりも、1試合1試合に貢献したい、力になりたい、という気持ちが強い。その先のことはわからないですけど、あんまり先は見ないように」

PHOTO GALLERY 長友佑都ほか合宿中のサッカー日本代表
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