しかし、C大阪の攻撃はこれで終わりだった。逆に、34分、44分と失点し、前半のうちに逆転されてしまう。後半にも追加点を決められ、終わってみれば3-1。攻撃でも守備でも、ここまで安定した試合運びを見せてきたC大阪らしからぬ面を見せた90分となってしまった。
川崎の試合がなかったため、勝ち点差は「17」のままだが、消化試合数で川崎を1試合上回ってしまった。そのため、川崎が残り10試合なのに対し、C大阪は残り9試合。逆転優勝は絶望的な状況で、しかも、G大阪が2位に浮上し、C大阪は単独2位ではなくなってしまった。
ロティーナ監督は「少し運や流れがこちらに向かなかった」と振り返ったが、9月に初めて連敗を経験すると、翌10月にも連敗をしてしまうなど、C大阪の勢いに陰りが見え始めている。
11月3日に行われる次節は、2位に浮上したG大阪との一戦。C大阪の浮上をかけた、そしてダービー戦のプライドをかけた試合となる。埼玉スタジアムでの敗戦を、ひきずるつもりはない。