■「11月は、韓国とやるんじゃないかと思ってる」
後藤「日本でやると、長距離移動があって、ヨーロッパのクラブの選手が疲れちゃって、ヨーロッパに帰ると最初の試合はベンチに置かれて、それをきっかけにポジションを失っちゃうリスクがあるわけでしょ。そういうことを考えたら、やっぱりヨーロッパで、こういう形で親善試合をするというのは、これから日本も、できる限り取り入れないといけないよね」
大住「カメルーンが、あんなに良いチームだったのはラッキーだった。あんなにチームとしてちゃんとしていたアフリカのチームと、やれたってのは初めてのような気がするけどね。むかしはエジプトがすごいチームだったけどね」
後藤「エジプトはいつも真面目だよね。エジプトのトレーニングなんか見たことあるけど、すごいよ。軍隊みたいだよ」
大住「エジプト人の監督は大体きびしいからね」
後藤「全員を整列させて、気をつけっ、って感じでやってんの」
大住「今度のコートジボワールも、同じような試合をやってくれたら、本当に、去年1年分の試合以上の経験ができるんじゃないの」
後藤「だから11月も2試合、このレベルの相手とできれば、すごい良い強化になるんじゃないかと思ってる」
大住「11月は、韓国とやるんじゃないかと思ってる」
後藤「それもいいよね。だから国内組のチームを組んで、韓国の国内組とやればいいんだよ。ヨーロッパの選手を呼べないんだから、国内組の代表を作って。韓国だって似たような状況なんだから。韓国の国内組とやればね」
大住「俺が言っているのは韓国のヨーロッパ組と、日本のヨーロッパ組でやるってこと」
後藤「じゃあ同日に日本とヨーロッパで日韓戦を2試合やればいいじゃない」
―監督はどうしますか?
大住「監督はZ O O Mでやるんだよ(笑)」
―韓国もヨーロッパ組が組めるほどメンバーはいますもんね?
大住「いるいる」
後藤「ただ韓国の方が国内組の比率が大きいんだよね、フル代表を見ると。だから去年の12月に釜山でやった試合を見ると、日本はほとんど、フル代表のサブが国内組でしょ。けど韓国は、フル代表のレギュラーが半分くらいが出ているわけ。だから去年、韓国に負けたって問題になったけど当然なんだよね」
大住「しかも日本にいる選手もいるしね」
後藤「海外組って言ってもね」
大住「ルヴァンカップの準決勝でマリノスを完封した、キム・スンギュ(柏レイソル)はすごかった。信じられないくらいのゴールキーピングをしていた」