J1リーグ第21節 川崎フロンターレ―ベガルタ仙台
10月10日(土)|18:00 等々力陸上競技場
川崎が、ようやく止まった。7日のルヴァンカップ準決勝でFC東京に敗れて、8月23日のJ1第12節以来となる公式戦今季2つ目の黒星をつけられたのだ。
3冠の夢は消えたことになるが、リーグ戦ではそのFC東京に勝ち点12差と、いまだ高みに立ち続けている。ただし、前述の名古屋戦での黒星の3日後には、神戸と2-2で引き分けている。連戦による選手起用の難しさ、あるいは気持ちの切り替えと、チーム内でわずかなズレが生じたのかもしれない。
川崎のホームに乗り込む仙台も必死だ。前節の引き分けで連敗を6で止めたものの、第9節を最後に10試合も勝利がない。17位の清水と同勝ち点で、得失点差での16位という順位に、ファンは納得していないだろう。
川崎がメンタルタフネスを示すのか、仙台が必死の反抗で爪を突き立てるのか。熱い試合が期待できそうだ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点56 18勝1敗2分 得点62、失点19、得失点差43
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川
【直近5試合結果】
●HF東京 0-2
○AC大阪 3-1
○A湘南 1-0
○H横浜C 3-2
○A浦和 3-0
【通算対戦成績】
通算 40試合・24勝10分6負
ホーム 21試合・16勝 4分1負
アウェイ 19試合・ 8勝 6分5負
【直近対戦成績】
2020年 7月22日 J1第 6節 A3○2
2019年 8月17日 J1第23節 A2△2
2019年 5月 3日 J1第10節 H3○1
2018年 8月25日 J1第24節 H1○0
2018年 4月14日 J1第 8節 A0△0
【今節のみどころ】
FC東京とのルヴァンカップ準決勝から中2日での試合ということで、メンバーの入れ替えが予想される。チームが黒星のショックを払拭したい今、チャンスに飢えている選手たちのアピールに期待だ。
7日の試合で前半のみで退いた齋藤学は、その筆頭格だ。ルヴァンカップでは1得点したものの、リーグ戦ではいまだゴールがない。ゴール近くでボールを持てば、ほぼ確実に切れ込んでの右足シュートに持ち込んでいく。出場に向けて努力する真摯な姿勢はチームメイトからも称賛されており、その汗をぜひともゴールにつなげたいところだ。
ルヴァンカップ準決勝では、FC東京の堅い守りの前にノーゴールで敗れた。個人としても、チームとしても、反発力が求められる一戦だ。