■9月23日/第18節 鹿島―湘南(カシマ)
ザーゴ鹿島が7連勝だ!
ホームに湘南を迎えた鹿島。湘南は現在の勝ち点が9で最下位と、7連勝を達成するには絶好の相手に思われたが、試合は一進一退の攻防となった。
前半、鹿島がボール支配率67%とボールを保持しながら、シュート数はお互いに5本ずつ。とはいえ、6分にFW松田天馬、37分のFW石原直樹に放った2本のシュートは決定的な場面で、湘南がリードしてもおかしくない展開だった。
後半も変わらず鹿島がボールを支配するが、湘南はカウンターでサイドから好機を演出。左クロスに合わせた61分の石原直樹のヘディングシュート、さらにその流れからの石原の右足シュートは、ゴールポストとGK沖の好セーブに救われた。67分にも湘南の右クロスからMF齊藤未月にフリーでシュート撃たれた。際どい場面が続いた。ザーゴ監督が、試合後に「難しい試合になることは分かっていた。相手は若くて勢いがあり優秀な若手がいるチーム」と話したのは、素直な気持ちだったはずだ。
このまま引き分けか、と思われたまま、5分間の後半アディショナルタイムに突入。そして、4分が過ぎようとしたときだ。70分から途中出場したJ・アラーノが、ペナルティエリアの前から突っかけると、右足シュート。ボールにはそれほど勢いもなく、湘南ディフェンダーの足に当たってクリアされるかと思いきや、ボールはフワっと浮かんで前に進み、湘南GK谷晃生の頭上を越えるように、ゴールに吸い込まれたのだ。