■前半戦首位で昇格の確率は?
さて、前半戦終了時点の順位は、最終成績とどこまで関連があるのか。
過去5シーズンの21節終了時点の順位から、1位と2位を抜き出したのが下表である。
※最終順位の太字は、2位以内で自動昇格したチーム
自動昇格圏の2位以内でJ1行きをつかんだのは、15年の大宮とジュビロ磐田、16年の北海道コンサドーレ札幌、17年の湘南ベルマーレ、18年の大分トリニータの5チームとなっている。10チームのうち5チームだから、ちょうど半分ということになる。
昇格した5チームのうち4チームは、前半戦だけで勝点40以上を稼ぎ、なおかつ後半戦も勝点40以上を上積みしている。18年の大分は後半戦の勝点が36に止まったが、このシーズンは首位チームの勝点が過去5シーズンで唯一80に届いていない。大分は横浜FCとFC町田ゼルビアに勝点で並ばれたものの、得失点差で2位を確保したのだった。リーグ最多得点を記録した攻撃力が、J1への扉を開いたのだった。