DF永戸勝也が古巣に“恩返しアシスト”でザーゴ鹿島4連勝!の画像
古巣対決で決勝アシストを決めた永戸勝也 撮影:中地拓也

 ザーゴ鹿島が4連勝だ!

 アウェイ3連戦を3連勝という最高の形で終えて迎えたホーム仙台戦。ホームでは8月8日以来勝てていなかったが、3年ぶりとなる4連勝でそれも吹き飛ばした。

 前半、鹿島と仙台が互いにチャンスを作る中、均衡を破ったのはエースFWエヴェラウドだ。前半終了間際、DF小泉慶、MF荒木遼太郎、FW土居聖真の3人が仙台のペナルティエリア左周辺でボールをつなぐと、裏に抜け出した小泉がマイナスのクロス。ターゲットのエヴェラウドまでわずか2、3メートルの短さで難しいボールだったが、仙台のセンターバック2人のちょうど間をつくヘディングシュートでゴールを奪ったのだ。エヴェラウドは、16分と29分にもヘディングでチャンスを作りながら決められなかっただけに、3度目の正直で先制点を奪った。

 1点を追う仙台が後半は試合を優勢に進めた。72分には、途中出場の兵藤慎剛がポスト直撃のヘディングシュート。さらにその跳ね返りをFW長沢駿がフリーで無人の鹿島ゴールに入れるかと思われたが、このヘディングシュートもポストに救われるという、危険なシーンもあった。

 そんな戦況に終止符を打ったのは、古巣対決に燃えるDF永戸勝也だった。83分、永戸が低い位置でボールを持つと、前線のFW上田綺世に左足のロングフィード。22歳の若きストライカーは、永戸のボールを優しくトラップすると、相手センターバックを前に3タッチしてから右足ズドン。ポーランド代表経験もある仙台の守護神も止められない複雑なバウンドも味方して、ゴールを決めたのだ。

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